庶務・(患者)送迎部門を非採算部門と決め付け、そこに従事する職員のみ降格・減給を強行

■解決年月:2007年6月 ■職種等:事務・運転/契約社員
■勤続年数:2~10年 ■男性

庶務・(患者)送迎部門を非採算部門と決め付け、そこに従事している職員の賃金原資の減額を意図し組織変更に伴う降格・減給を強行した。一方で、同部署の一部の労働者に対しては賃金を引き上げを行った。これは、経営側の一部の理事が悪意をもって行った経緯があり、その部門の全員(賃上げとなった者も)が組合加入となった(労基署がユニオンを紹介)。
団交には代理人弁護士が出席、権利濫用であるとの組合の主張に理解を示したこともあり、新体制の役割分担(組織図)の撤回、賃金減額の是正など事実上の白紙撤回で決着をみた。最終団交には院長が出席し、半年後を目処に紛争の原因となった賃金規定、職務分掌、権限等を整備することを約束した。