協議中に関わらず経営者から執拗なパワハラ
■解決年月:2009年9月 ■職種等:店長/正社員
■勤続年数:9ヶ月 ■女性
一人勤務の店長業務。テレビで紹介されたことで多忙になり、勤務時間が深夜に及ぶこともあったが残業代を支払わなかった。また、経営者(夫婦で社長と専務)のパワーハラスメントが原因でストレスとなり心療内科に通院することになった。
団交では、弁護士同席のもと未払い残業の支払いは約束したものの、店長業務を外すという名目で賃金減額の労働条件を提示した。また、働き続けるための職場環境配慮義務に関しては、協議を続けることにしていたにもかかわらず、経営者のいじめ・嫌がらせが起きた(夫婦2人で業務上の些細なミスを40分間責め続け、組合員に損害賠償を請求)。そこで、組合は、交渉を打ち切り、抗議行動を展開、経営者に謝罪文を提出させて、改めて交渉のテーブルに着いた。
その後の交渉で、賃金等の労働条件の不利益部分は撤回させ、現行どおりの店長業務で合意した。