休職期間満了時の職場復帰トラブル
■解決年月:2012年3月 ■職種等:栄養士/正社員
■勤続年数:19年9ヶ月 ■女性
うつ病を理由に、長期間休職した。途中、労働者は何度も復職の申し入れを行ったが、勤務先の病院は、主治医及び産業医の診断等を根拠に復職を認めなかった。就業規則の休職期間の上限に近づいたところ、労働者との十分な協議なく、病院から、機械的、事務的に「休職期間満了にかかる退職手続き」を迫られ、労働者は退職を強要されていると感じていた。また、労働者は、うつ病発症の原因は長時間労働と考えていたので、労災申請手続きにかかる病院の協力を求めていたが、病院はこれにも非協力的であった。
ユニオンに加入し、病院が過去復職を拒否した理由、退職手続きを進めた経緯についての十分な説明及び協議と労災申請への協力を要求した。1回目の団交で、病院が経緯を説明し、労災申請への協力も了解したため、退職を合意して解決した。