二人で一人分の給料に?!

■解決年月:2011年5月 ■職種等:店員
■勤続年数:8ヶ月~4ヶ月 ■女性

福岡市と福岡市近郊に数店舗を有する八百屋。店長から「近くに競合店ができるので、今からあなたがた二人で一人分の給料しか払えなくなる。」と通知された。労働者が「二人のうち一人に辞めろということですか」と聞くと、「それはあなたがた二人で決めてくれ。」と回答された。また、以前からの店長による嫌味やセクハラ発言などもあり、労働者は多大な精神的苦痛を被り、出勤することができなくなった。
給料が半減すれば到底生活できるわけはなく、実質的な退職強要であるとして、店長の謝罪と退職前提の解決を求めて団交を申し入れた。
団交では、店長の発言を認めず、「将来の10%程度の人件費削減の可能性」を話したに過ぎないと、退職勧奨を否定した。
しかし、組合員の具体的かつ詳細な証言と組合による大衆行動の示唆により、解決金の支払いと会社都合退職とすることで合意した。