主張することは職場秩序を乱す行為か?
■解決年月:2009年1月 ■職種等:OA機器操作/派遣
■勤続年数:3年 ■女性
派遣労働者が、派遣先責任者の交代を要求したことは、職場秩序を乱す行為として、中途解除を行った。派遣会社は、新たな就業場所を確保するまでの間休業手当を支払うと約束していた。しかし、派遣労働者は、中途解除が不当であるとして、組合に相談・加入して団交での解決をめざした。
団交で使用者側は、前記指示命令に従わないだけではなく、タイムカードの改竄要求や勤務態度不良などを挙げ中途解除の主張性を行った。この間問題視していなかったことまで主張してきたが、労働者からの的確な反論もなかったため、早期解決を優先し、雇用契約を合意確約し、残余の期間の休業手当+アルファを解決金として支払うことで合意した。