職場での言い争いから暴力を受けた方が懲戒解雇を通知

■解決年月:2004年8月 ■職種等:配送/パート
■勤続年数:3年 ■男性

作業の優先順序の食い違いが原因で対立し、派遣社員から暴力を受け、肋骨が折れる事態となる。ところが、会社から懲戒解雇を通知される。理由は、一方的な暴力でなく喧嘩であり、その後無断欠勤を続けたという説明。
団交では最初に暴力を振るったのは相手側であるが、仲裁をして一旦は原状に復した。しかし、その後労働者も反撃し職場秩序を乱したという会社の主張と、一方的な暴力事件であるという組合の主張が対立した。組合員が、懲戒解雇の撤回と早期解決を強く望んでいたこともあり、懲戒解雇を撤回し、諭旨退職に切り替え、解決金の支払いで合意した。