離職理由に納得せず団体交渉

■解決年月:2008年8月 ■職種等:ビル清掃/派遣
■勤続年数:2年6ヶ月 ■女性

労働者が時給の引上げを要求したところ、会社は、時給の引き上げは拒否するが、配転に応じれば可能である、と回答していた。しかし、労働者が拒否したので雇止めを行った。ところが、離職票の離職理由が「自己都合退職」とされていた。労働者は、これに納得できず、離職票の「会社都合退職」記載を要求して、労働局にあっせん申請したが、使用者が拒否し、打ち切りとなった時点でユニオンに加入した。
組合は、雇止めが不当であるとの立場で、損害賠償などを要求して団交申し入れを行った。
団交では、会社の雇止めの正当性を主張したが、組合の主張を受け入れ、解決金の支払いで決着した。交渉の時期、NHKのユニオンの報道が解決促進に寄与したと考えられる。