窃盗事件の賠償を従業員に課し、さらに工場長を降格

■解決年月:2009年7月 ■職種等:製造/正社員
■勤続年数:1~9年 ■男性

事業所のパソコン、DVDなどの窃盗事件の損害額を従業員に賠償請求し、工場長を降格処分にすると通知した。
従業員らは早速企業内労働組合を結成し、会社に通知した。その書面には、連合福岡ユニオンに加入することを明記していた。その後ユニオン加入手続きを取り、改めて、会社に対しユニオンとして組合加入通知を行った。また、パート社員全員に対し月22日勤務を12日勤務に変更し、10日の休業を通知した。パートの休業補償を要求したところ、即時撤回となった。
団交では、要求した損害賠償請求の撤回、ノルマ未達成時の賃金カットなどを受け入れたため、とりあえず決着した。しかし、経営者の高圧的な姿勢は変わらず、今後の組合員の拡大と団結の強化が望まれる。