病気休業から復職すると配転命令が
■解決年月:2010年12月 ■職種等:営業
■勤続年数:1年 ■男性
うつ病で8日間程度休業し、体調が回復したため医師の診断書を添付して、職場復帰を要求した。すると、会社は、従前の職場復帰は無理として転居を伴う配転を内示した。また、短期間の休業にもかかわらず、強引に「休職」扱いとされたのも納得がいかなかった。
組合は、不当な配転の撤回、従前の職場復帰を要求して団交申入れを行った。その際、休職扱いした根拠の説明を求めた。団交で会社は、組合員が営業できる体調にはないことと人員不足が発生している工場への配転は正当であると主張した。組合は、主治医の、環境の激変を伴う転勤は体調が悪化するとの意見を理由に配転はできないと主張した。労使双方の主張に合意点はなく、退職を前提とした退職条件の協議に移った。再就職までの生活保障を考慮した金額の提示があったことで合意した。