セクハラ拒否をきっかけに退職勧奨
■解決年月:2006年5月 ■職種等:栄養士/正社員
■勤続年数:12年 ■女性
給与切り下げ及び給与未払いの上、退職勧奨を行った。背景には、使用者からの私的なメール、誘いなどのセクシャルハラスメントがあり、労働者がそれを避ける行為(メールアドレスの変更、食事等の誘いの拒否等)をしたため、退職勧奨に発展した経緯があった。
労働者は会社都合による円満退職を希望した。そのため、組合要求は、会社都合による退職、退職慰労金の支払、セクシャルハラスメントの謝罪などとした。団交申し入れすると、事実と異なるという主張を綿々と綴った書面を送り続けるばかりで、団交拒否の姿勢を取っていたが、証拠を突きつけられ、ようやく交渉に応じた。組合要求を全て認めたため解決した。