「今までの時給が間違いだった」という理由で時給を200円切り下げ
■解決年月:2006年8月 ■職種等:製造/パート
■勤続年数:6ヶ月~3年 ■男性
一人の労働者には「今までの時給が間違いだった」という理由で時給を200円切り下げた。抗議すると「雇用契約書をなくした」と回答した。もう一人には「みんなより給与が高い」という理由で時給100円を一方的に切り下げた。背景には福岡工場が業績不振のため、本社からの賃金切り下げの強い指示があったようだ。また、一方的に自家用車通勤者から駐車場代を徴収し、業務用制服のクリーニング代も今後徴収すると掲示した。
団交には代理人弁護士が同席、時給切り下げ、クリーニング代徴収は撤回し、既に支払い済み賃金の切り下げ分も遡及して支払うこととした。また、パート就業規則は存在したが実態とあわない、労使協定が無いなど不備な点もあり是正を約束した。