「いま(退職を)決めて」などと責められ退職強要された

■解決年月:2020年2月 ■職種等:介護職 ■男性 ■正社員

組合員は、デイサービス事業所の介護職員。使用者と管理職2人から「あなたの仕事ぶりは下の下」「どこの会社に行っても1~2日でクビになる」「いま(退職を)決めて」などと責められ退職強要された。組合員は年次有給休暇を取って返事を避けたものの、心労で出勤できる状況ではなかった。

ユニオンに相談し、退職強要の撤回と謝罪、過去の未払残業代支払い等を要求して団体交渉申し入れをすることとした。

団体交渉で、使用者は退職強要を否定したものの、組合員の言動について業務内外のことを激しく非難した。労使関係の修復は不可能と判断し、使用者の退職勧奨による退職を前提に未払残業代の支払いを要求したところ、使用者が全面的に受け入れたため合意した。