職場分会を結成し、退職強要をはね返した

■解決年月:2012年7月 ■職種等:運送業/正社員
■勤続年数:8ヶ月 ■男性

運送会社の配車及び事務職で、必要に応じ中型の運転手も兼務してきた。会社の要請に応じ、大型免許を取得した。大雪の日、解雇された乗務員の代替として県外まで大型車に乗務した。帰社して、中型車より運転台が高く、目線が違うため途中不安を感じたことを報告すると、担当係長は、大型が怖いのであれば中型も乗せられない、という短絡的な結論を導き出し、退職を促した。労働者は返事を保留したが、その後も断続的に退職強要が続いたため、ユニオンに加入し、退職強要を止め、雇用を継続することを申し入れた。

会社は、退職強要を否定し、労働者側から退職に同意したと判断される言動があったと主張し続けていたが、団交と並行して職場分会の結成通知にこぎつけたことが後押しとなり、従前の部署で継続勤務することを合意した。