突然の退職通告を撤回させる

■解決年月:2014年1月 ■職種等:営業/正社員
■勤続年数:3年1か月 
■男性

社長から、突然「来年3月一杯で退職になったから」と通告された。理由を尋ねても「理由は聞かれても言いません。」と言って答えなかった。労働者が抗議したところ、この話はなかったことにする、という結論に至った。ところが、後日、「水に流すなんて言ってない。」と退職勧告の意志表示を維持する発言が飛び出したため、組合に加入し、退職勧告の撤回を求めて団交を申し入れた。

会社からはすぐに連絡があり、退職勧告は撤回している旨の回答がされると同時に団交日程も決めたが、直前に社長の病気を理由に団交が延期された。改めて団交日程を調整しようとすると、会社は退職勧告は撤回済みだから団交をする必要はないと団交開催を忌避した。組合員の意志を確認のうえ、退職勧告の撤回等を協定書で確認して終了することとした。