正社員のはずなのに・・・突然「契約更新しない」と通知され

■解決年月:2010年10月 ■職種等:現場管理者
■勤続年数:9年 ■男性

現場代理人。「雇用契約を更新しない」という理由で解雇を通知された。しかし、雇用契約期間を明示した書面もない。したがって、期間の定めのない契約であり、解雇であった。当初、組合員が個人的に解雇問題解決のための「要望書」を提出していたが協議にならなかった。
組合員は、9年前に解雇、賞与略奪の紛争で解雇撤回、賞与支給を合意した経過があったため、組合は団交を申入れた。
会社は団交を拒否した。そこで組合は、労働委員会に「団交開催」のあっせんを申請した。会社は、労働委員会事務局の調査に対し、自主交渉することを表明したため、組合は、改めて団交を申入れ、団交開催までこぎつけた。しかし、誠実な協議とならず、交渉は決裂した。再度労働委員会は努力したが、最終的に打ち切りとした。
組合は、労働審判手続きの準備を行い、本人申立とすることにした。1回目の期日で解決金の合意ができ調停が成立した。