出勤初日にいきなり怒鳴って解雇

■解決年月:2008年10月 ■職種等:事務・積算/正社員
■勤続年数:3日 ■女性

派遣就労先の部署廃止に伴い、別事業所への異動が決定していた。遠距離通勤や交通費負担など不利益を被るため、異動の承諾には、並行して転職活動することを容認してもらっていた。そのような転職活動の中で、社長による採用面接その場で正社員としての採用が決定したため、派遣労働契約を合意解約したという経緯があった。
初出勤の日、服装が気にくわないと社長に怒鳴られた。その後も、言葉遣いや勤務態度に理不尽な嫌味を言われ続けていたところ、3日後に即日解雇を通知された。
団交で、社長は、パワハラ発言及び解雇通知を否定し、自己都合退職であると主張した。しかし、解決金として賃金1ヵ月分の支払いを提案した。組合は拒否し、2回目の交渉を実施した。代表者は、これ以上の譲歩はないと言って弁護士に依頼することを主張し、協議を避けた。組合は、弁護士との協議は受け入れつつも、解決のために粘り強く説得していたところ、突然態度を変化したため、解決金を増額させて合意した。