病気休職を申し出ると「57歳定年」を理由に退職勧奨

■解決年月:2004年9月 ■職種等:宝石加工/正社員
■勤続年数:9年6ヶ月 ■男性

病気休職を申し出ると「57歳定年」を理由に退職勧奨を受ける。団交には社長が出席せず、家族に対応させ、本人が退職の申し出を行ったという主張を行った。股関節手術の日程も決定しており、とりあえず入院し、退院後に団交を再開することにした。しかし、会社は、傷病給付金請求の会社承認印の押印を拒否するなどの嫌がらせを行い、1年後には社会保険料の事業主負担を免れるために一方的に退職の手続きを取った。国民保険に切り替え当面の生活防衛を行い、抗議行動を実施するとともに地労委にあっせんを申請した。
しかし、地労委にも社長は出席せず、あっせんは打ち切りとなった。やむなく地位保全の仮処分申請を行った。零細企業で支払能力に限界もあり、早期解決を優先して和解した。